「遺影」とは、故人を偲ぶために作られた写真、または肖像画のことを言います。
葬儀のときに祭壇に飾られる故人の写真は、生前の写真の中から遺族が選んだものを、四つ切サイズ(25.4×30.5cm)に引き伸ばして使われています。
かなり以前の葬儀では、限られた時間内で遺族があわただしく選んだ写真を、そのまま引き伸ばして使用していたため、ぼやけていたり、不自然なものであったり…といったこともありました。
写真の加工技術が進歩した今では、集合写真の中から故人だけを抜き取る、背景を修正する、服装を変更する、肌を美しく修正する等の加工が出来るようになりました。
従来の遺影はモノクロ写真を用い、額は黒の漆塗りのものがメインでしたが、今では生前の姿が偲ばれる自然なカラー写真が使われるようになり、額も生花で装飾したもの、故人の好み、葬儀会場に合ったもの等を自由に選ぶことができるようになりました。
葬儀後、遺影は自宅の仏間等に飾るようになりますが、自宅に飾っても違和感のないデザインのものや、写真をカビや湿気から守り、劣化を防ぐ加工技術も普及しています。

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