遺体を火で焼き、残った遺骨を葬ることを「火葬」といいます。
現在の日本の火葬率は99.9%で、世界一、火葬が進んでいる国となっていますが、もともとは仏陀が火葬されたことに由来するもので、仏教とともに日本へと伝わっってきたのです。火葬することを“荼毘にふす”とも言いますが、これは火葬を意味する梵語jhpetaからきた仏教用語です。
日本で最初に行なわれたのは、西暦700年の道昭(どうしょう)という僧の火葬と言われ、後に天皇や貴族の間に広がりましたが、当時の火葬には相当な費用が必要とされたため、庶民は土葬されることがほとんどでした。
日本で火葬が推進されはじめたのは、明治30年に伝染病予防法が制定されてからのことで、全国の地方自治体が火葬場を建設したのです。その後、火葬率は上昇を続け、1980年には90%を超えるまでになりました。
法律上、死後24時間以内は火葬してはならないとされ、火葬を行なう場合には、死亡届等を受理した市町村長の許可(火葬許可証)が必要となります。
土葬などの火葬以外の方法が禁止されているわけではないのですが、行政側が環境衛生の観点から火葬を奨励していることもあり、非常に少なくなっています。

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