火葬を終えて火葬場から戻った遺族たちは、家に入る前に、火葬場に同行しなかった人が用意した「手水」で身を清め、塩で祓ってもらいます。
お祓いがすんだら家に入り、仮祭壇に遺骨と霊璽(仏式でいう位牌)を安置し、神饌(神に供える食べ物)、灯明、榊、玉串をお供えします。(飾り方は、いちばん上の段に遺骨、遺骨の前に霊璽、神饌となり、手前に別に用意した案(小机)に榊と玉串を供えます)
「帰家祭」は、無事に葬儀を終えたことを神に奉告する儀式です。斎主による祭詞奏上からはじまり、次いで斎主、喪主、遺族の順に玉串奉奠を行い、一同が拝礼して式を終えます。
「帰家祭」の後、仏式の初七日にあたる十日祭(故人が亡くなった十日後に行なわれる霊祭)を行なうこともあります。「帰家祭」がおわると、これで神式の葬儀は終了となりますが、無事に葬儀を終えたことへの感謝と御礼の意をこめて参列者をもてなします。これは身を清めて祭事に行なっていた特別な状態を解き、平常に戻る(直る)ということから「直会(なおらい)」と呼ばれているもので、本来は、神様にお供えした神饌や御神酒を、関わった者すべてが分け合っていただくものですが、現在では、他に宴席を設けてもてなすようになりました。

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