お葬式といえば祭壇…というほど一般的となった「祭壇」ですが、もともとは亡くなった人の枕元にロウソクや線香を置くための机(枕机)でした。
祭壇上部にある装飾物は、葬列で用いた輿(お柩を運ぶ葬具)がもととなって変形したもので、他にもさまざまな装飾が施されていますが、全てに意味があるため、地域や宗派によって形態は少しずつ違いがあります。
昔は輿で運んでいたご遺体も、今は霊柩車で運びますから、祭壇の現在の役割は実質的なものではなく、装飾や象徴といったものとなっています。
葬儀の費用明細の中で「祭壇使用料」という欄がありますが、祭壇は買取ではありませんからレンタル料ということになります。ごく一部の葬儀社なのですが、豪華な祭壇を用意して、使用料と称して驚くような高額な請求をすることがあります。日常生活の中で考えれば、レンタルがそれほど高いはずはありませんから、注意して下さい。
無宗教葬儀を希望する人や、祭壇を使用しない生花葬を希望する人が増えているのは、葬儀についての考え方の変化の表れだと思います。

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