亡くなった方のお顔や髪を整えることを「死化粧」といいます。男性であればヒゲ剃り、女性には口紅等で薄化粧を施します。これは、浄土への旅立ちの準備と、少しでも最後のお別れの悲しみをやわらげるためのものですから、丁寧に、心をこめてご遺族の手で行なってください。
もし、闘病のために頬がこけてしまっているようでしたら、綿をふくませて、ふっくらとさせる等の処置が施されますが、死後硬直が始まると思うように動かせなくなりますので、丁寧に、かつ速やかに行ないます。
日本ではまだ少ないのですが、エンバーミングは現代風に発展した「死化粧」かもしれません。
以前の日本でのエンバーミングは、事故等で遺体の損傷が著しいときに、あの世へ旅立つときには元の姿で…等、限られた場面で行なわれていました。
化学的な特殊処理を施すことによって、まるで眠っているかのような美しいご遺体となるのですが、エンバーミングの技術者は未だ日本には少なく、依頼するために遠く離れたところまでご遺体を預けなくてはならず、その間、ご遺族と離れ離れになるという状況にあるようです。

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