棺と柩。
両方とも「ヒツギ」と読みますが、どういった違いがあるのでしょうか。
簡単に言うと、中に何も入っていない状態のものが「棺」で、ご遺体が納められたものが「柩」です。あらためて見直してみると、からの棺にご遺体を納めるときに行なう儀式が、“棺に納める”と書いて「納棺式」、ご遺体が納められた柩を運ぶ車が「霊柩車」と、ちゃんと使い分けがされています。
棺の歴史をたどると石棺にたどり着きます。
現在の棺の形は、火葬を前提として作られるようになったもので、土葬がおこなわれていた頃は、主に座った形で納められる樽型の棺が使われていました。棺の上部に故人と対面できるように扉があり、運びやすいように持ち手が付けられたものもあります。
棺は木製のものが一般的で、価格は5万円位からになりますが、みごとな彫刻がほどこされたもの等は50万円~200万円位の棺もあります。布張りで作られたものもあり、色も淡いピンクやブルーと美しい色合いになっています。キリスト教徒むけには、紺か黒地に白で十字架を記したものや、白、銀色の棺もあります。

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