「木魚(もくぎょ)」は、僧侶が読経するときにたたき、リズム整えるものです。
僧侶が右側に置かれた木魚を「ポク、ポク、ポク」と、たたく姿は、葬儀のときに見るお馴染の光景だと思いますが、リズムを整える他にも、眠気を覚ます意味でもある、といわれています。
木魚、木魚の下に敷く座布団、撥(木魚をたたく専用の棒)の3つで1セットになりますが、木魚の大きさや木の質によって、「カンカン」と甲高い音を発したり、「ボンボン」と響くような低い音を発します。
「魚板」は、打ち鳴らして人を集めたり、時報のかわりとして禅寺で使われていた道具ですが、木魚は「魚板」をもとにしてつくられたものです。
「魚板」は魚の形をした板ですし、木魚には魚が描かれています。これは、魚は目を閉じることがないことから、常に修行にはげみ、精進することの象徴とされ、撥でたたくということは、内側から煩悩をたたき出すことをあらわすとされています。
また、木魚は打楽器としても考えられています。木で作られていますから、自然でやわらかい音ですので、機会がありましたら聴いてみてください。

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